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昨年9月に「修好130周年」を迎えたタイと日本が、長い歴史の新たな一歩として2カ国の友好と
ゴルフの発展を目的として開催されている「アマタ フレンドシップ カップ」は二日目を終えました。
アマタ スプリング カントリークラブにて、いずれもパー72で男子は7,328ヤード、女子は
6,469ヤードで行なわれていますが、普段のアウト・インを逆にして行なわれていますネ。
やはり目立つのは、相変わらずドライバーを使わず3番ウッドで打つアリヤ・ジュタヌガーン
選手、それでも男子と同じ7,328ヤードの距離でプレーしても良いほど、飛距離が別格ですネ。
日本チームはこの日3勝5敗(計5勝9敗2分け)で、計6ポイントとし、計10ポイントの
タイチームに4ポイント リードを広げられてしまいました。 アマタスプリングCCの独特の
ラフのクセやグリーンを読み切れている等、同コースを知り尽くしているタイ選手が優性になって
いるのかも知れませんネ。このことが微妙な差となり、総合的な戦績結果になっているんでしょう。
今日最終日はシングルマッチです。12マッチあるので逆転のチャンスは十分にありますよネ。
日本チームが優勝するには6勝以上必要ですけど。 二日プレーすれば もう慣れたでしょう。
僅差で負けているのはアプローチの差かな。グリーンとグリーン周りが勝負となりそうです。
しかし「男女混合ペアマッチ」というのは、観戦していても楽しいですネ。スコアの上で
お互いに助け合っている光景、グリーンをアドバイスしている姿、ニコニコ話しながら
和気あいあいとプレーしている様相など、とても新鮮です。谷原秀人プロと吉田優利さんの
ペア、キラデク・アフィバーンラト選手をお兄ちゃんと慕うアリヤ・ジュタヌガーン選手の
コンビが真剣にプレーしている姿なんて、そうそう観られませんものネ。
タイの選手がナイスショットをすれば タイ人のギャラリーから大きな声で掛け声が聞こえ、
日本の選手がバーディを決めれば日本人のギャラリーが「ナイスバーディ」と叫ぶ光景も、
微笑ましく楽しいものです。 これも一つの親善となって、本当に素晴らしい企画です。
日本チームの男子キャプテン・尾崎直道プロからは「どんどん行け!」、女子キャプテン・
古閑美保さんからは「ガンガン行け!」とゲキを飛ばし、こちらも声をからしていましたネ。
<心配そうに戦況を見守る両キャプテン>
両キャプテンに力が入るのはよく理解できます。アジアの中で日本・韓国に継ぐ勢力となった
タイですが、今や世界で活躍する選手層から見ると 既に日本を超えていると評する人もいるほど。
いくらタイはゴルフ環境が素晴らしいと言っても歴史が違います。日本は負けるわけには
いきません。タイはタイで日本チームを制覇してアジアで、一番になりたいでしょうからネ。
今日のシングルマッチ、どのような熱戦が繰り広げられるか、非常に楽しみです。
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タイと日本の選抜・対抗戦「アマタ フレンドシップ カップ」(アマタスプリングス)が始まりました。
タイは4勝2敗2分(勝利:1ポイント、引き分け:0.5ポイント)と日本に2ポイント優る形で初日を
終えました。世界ランクからしてタイ選手の方が上ですから、その実力がそのまま表れた感じですかネ。
本当に、在タイ 日本人ゴルファーにとっても、素晴らしい親善試合です。今年の初開催は、
とてもタイミングも素晴らしいですよネ。今週19日に、こんな発表があったばかりです。
日本政府観光局が「今年のタイ人旅行者数が11月までで100万3,800人となり、初めて100万人を
突破」したことを報告しています。東南アジア諸国ではタイが初めての100万に突破だそうですヨ。
タイ人に対して日本政府は、2013年から旅行の際はビザを免除(15日間)とし、気軽に日本を
訪れることが出来るようになりました。現在 タイでは空前の日本旅行ブームとなっています。
<マスターズでキラデク・アリヤ選手の二人>
そして何度も触れていますが、アリヤ・ジュタヌガーン選手が世界ランク1位にもなって
いますし、男子ではキラデク・アフィバーンラト選手が欧州ツアーで優勝するなどして、
今年から米国ツアーに参戦しています。近年のタイ選手の活躍は凄まじいものがあります。
そんな中での、世界でも例のない 二国間の対抗戦を新たに組んだことに、メインスポンサーの
「トヨタ タイランド社」にあっぱれ!ですネ。同大会の賞金総額は120万ドル(約1億3,345万円)
ですが、バーツにして約3,917万バーツですヨ。選手にとっても大きな年末のボーナスにもなります。
<名物ホールの浮島で>
競い合う内容も昨日は、午前は男女でフォアサム(一つのボールを2人が交互に打ち合う)で4試合が
行われ、午後はフォアボール(二人がそれぞれ自分のボールでプレーし、ホールごとに良い方のスコアを
採用)で4試合行なわれました。選抜に現在 活躍中のアマチュア選手を入れたのも、にくい企画ですネ。
昨日のフォアサムとフォアボールの試合では、普段は中々見られないペアで楽しかったですネ。
マークセン選手はフォアサムでモリヤ選手と、フォアボールではアリヤ選手の姉妹と回りました。
タイではマークセン選手よりもトンチャイ選手の方が知名度と人気は高いのですが、我々
日本人にはマークセン選手のほうが身近に感じます。 三人のプレーぶりを堪能しました。
<キラデク 対 小平組の4名とキャプテン>
そしてキラデク・アフィバーンラト&アタヤ・ティティクル 対 小平智&吉田優利の組合せも
興味深く観戦しました。キラデク選手(現在 世界ランク38位)と小平智プロ(同 世界ランク
47位)は同じ29歳で米国ツアーではライバル同士。米国ツアー選手同士の戦い、見ものでした。
アタヤ選手は現在、ナコンパトムのインターナショナルスクールに通う15歳で、昨年はプロの「欧州女子
タイ選手権」で優勝。吉田優利さん18歳も今年6月の「日本女子アマ」を制しています。アタヤ選手は
将来、日本ツアーに出場したい願望が強いようですから、二人はライバルとなる楽しみなジュニアです。
昨日の結果を吟味して、さぁ~ 今日は どんな組み合わせになるでしょうネ。
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今日は、こんな「笑うに笑えない話」からスタートしますネ。
と、ある小学4年生の父兄参観日でのシーンです ・・・ 田中花子ちゃんは仮名です。
担任の先生から促されて、生徒一人、ひとりがお父さんについて述べることになりました。
先生 「さぁ~ 今度は田中花子ちゃんの番ですよ~ お願いね・・」
花子ちゃん 「ハ~イ、田中花子です!うちのお父さんは、お仕事も一生懸命やって、お母さんにも
わたしにも優しく、とっても旅行好きな、浮気もしない素敵なお父さんで~す!」
先生 「まぁ~・・・ 」 < 必死で笑いを堪えている・・・ >
他の生徒 「???・・・ 」 < 一部の生徒はニヤニヤ・・・ >
他のお母さん方 ドッと笑いが出て、花子ちゃんのお母さんは誰か、廻りをキョロキョロ・・・
お母さん本人 誇らしげに胸を張っている・・・
先生 「あっ!そうなの、いいわね。それで、お父さんの旅行って、どこへ行くんですか?」
花子ちゃん 「ハ~イ! 毎月 いつも決まっていてタイへ行ってま~す・・・」
先生 「うっ!・・・」 沈黙して言葉が出てきません!
他のお母さん方 沈黙ながら心の中での呟いています「それって女性に会いに行っているんじゃないの?」
知らぬは花子ちゃん親子だけで、日本の女性は まだまだ「タイは男性が遊べる場所」と
してのイメージが強いんでしょうネ。でも日本の女性方は、夜のエンターテイメントでは
「日本が世界一で何でもあり、こんなに素晴らしい国は無い」ということを知りませんよネ。
訪日する各国の外交官など、日本へ来るのを一番の楽しみにしている、という話もあるくらい。
<この方はある旅館の仲居さんですよ>
そりやぁ~ そうでしょう。サービス業でしたら日本は世界一ですもの。サービス業として
夜の接待をさせたら天下一品でしょう。 ここでは書けませんが、色々あるようです。
東南アジアを遊べる場所として日本人がイメージを作り上げたのは、1970年前後から
始まった農協さんのグループ旅行などの口コミで広まった感がします。日本で遊ばない、
遊べないような人達によって、韓国、台湾、フィリピン、タイへと飛び火したのでしょう。
タイに住む日本人や行き来している人たちにとっては「いい迷惑」でした。今でもそうです。
私も聖人君子ではありませんので、偉そうなことは言えません。が、今でもあるタイのそんな
イメージを払拭したいですネ。それ以上に「タイはゴルフが盛んな国」というイメージを、
タイを余り理解していない人たちに 知ってほしいと思っています。今はとても良いタイミングです。
アリヤ・ジュタヌガーン選手が世界トップの選手になりましたし、今日から日タイ親善試合も、
世界で初めて「2国間のトーナメント」として開催されていますしネ。 読者の皆さんも、
この事を一人でも多くの人に伝えてくれると助かります。 どうぞ宜しくお願いしますネ。
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
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私は いつか 日韓の女子ゴルフ対抗戦のように、“タイと日本で同じようなトーナメントが
開催されたらいいなぁ~” と、常々 願っていました。それが実現します。こんなに早く ・・・
しかも男女一緒で、両国を代表するアマ選手まで出場します。明日21日から三日間、
日本選抜とタイ選抜の対抗戦「 第1回 アマタ フレンドシップカップ」の開幕です。
タイのアマタ スプリングCCを舞台に、男女それぞれプロ5人、アマチュア1人の計12人が出場します。
タイにいるタイ人・日本人ゴルファー初め、こんな理想的なトーナメントの企画を誰が予測したでしょう。
出場選手は下記の通りです。 私も日本人ですから日本の選手から書きたいのですが、顔ぶれを
見て、今の実力からすると タイ選手のほうが上ですので、タイの代表選手から書きます(笑)。
そして、世界的に見て 男子より女子の方が格上ですので、女子から書きますネ(苦笑)。
<両国のキャプテン>
女子キャプテン:ヴィラダ・ニラパスポンポーン、古閑美保。
男子キャプテン:ブンチュウ・ランキット、尾崎直道。
タイの女子は、アリヤ・ジュタヌガーン、モリヤ・ジュタヌガーン、ポルナノン・ファトラム、
ティダパ・スワンナプーラ、パンナラット・タナポルブーンヤラス、アタヤ・ティティクル(アマ)。
日本の女子は、畑岡奈紗、福田真未、川岸史果、原英莉花、小祝さくら、吉田優利(麗澤高3年)。
タイの男子は、プラヤド・マークセン、トンチャイ・ジェイディ、キラデク・アフィバーンラト、
ジャズ・ジェーンワタナノンド、プロム・ミーサワット、サドム・ケーオカンジャナ(アマ)。
日本の選手は、小平智、谷原秀人、川村昌弘、時松隆光、市原弘大、桂川有人(日本大2年)。
<タイの代表選手>
メンバーを見ると、タイの選手は男女とも欧米・日本で大活躍している選手ばかりです。
どのような基準で選ばれたのか分りませんが、日本で3勝もしているO・サタヤ選手が
入っていないのは残念ですネ。 スケジュールの問題もあったのでしょうネ。
日本の男子も欧米で活躍している小平智、谷原秀人プロ。欧州とアジアでも頑張っている川村昌弘、
市原弘大プロと素晴らしい人選です。 川村昌弘プロは欧州ツアーでもQTを通っていますしネ。
<アマタスプリングCC>
試合形式は男女混合のマッチプレーで、1日目 午前にフォアサム4試合、午後にフォアボール
4試合、2日目 午前にフォアサム4試合、午後にフォアボール4試合、最終日にシングルス戦と
ライダーカップ形式で行なわれます。 しかし、開催されるタイミングが良いですネ。
アリヤ・ジュタヌガーン選手は世界ランク1位になって、タイでの凱旋試合となりますからねぇ~
お姉さんのモリヤ選手だって、今年 初優勝しています。日本の選手では、アジアンツアーなどを
<市原弘大プロ>
通して、長くタイのゴルフに関わっている市原弘大プロも今季、日本のメジャーで初優勝し2勝目も
勝ち取りました。 市原弘大プロだって、ある意味 凱旋試合であり、さぞかし嬉しい出場でしょう。
私も明日から観戦の準備は整っています。三日間 通して行けるかどうか、分りませんが、
応援観戦に行きます。 追って 当ブログで報告させていただきますネ。
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昨日のバイキング(MC 坂上忍)でも、ミス・ユニバースでの米国代表の「英語ができないと
アジア人をバカにした」ことを、大きく取り上げていましたネ。 昨日からの続きです ・・・
タイではタイの代表に選ばれる女性は、現役の大学生が多いんですが、タイの学生さんは日本の学生と
違って、ほとんどの学生は英語ができるので、米国代表に「英語ができない」なんてバカにされないかな。
そう、タイは日本と同じように植民地化されたことはなく、タイ語という母国語を持っています。
<タイ代表を決めたソピダーさん(中央)>
ましてや今回のタイ代表は 学生ではなく才媛です、バリバリの現役キャリアウーマンだと
いいますからネ。タイでの開催は、1992年と2005年にも開催地になっており、今回は3回目。
だから才媛を送り込んだ という訳ではないでしょうが、参加国は世界 94カ国でした。
タイ代表の最終選考会は去る6月30日に、高級ショッピングモールの「サイアムパラゴン」で
行なわれました。世界への出場権を獲得したのは、ソピダー・カーンジャナリンさん 23歳でした。
<ソピダー・カーンジャナリンさん>
ソピダーさんは、米国のネバダ大学経済学科を卒業後、現在はTMB銀行の投資部門のマネージャーを
務めているそう。この若さで一部門のマネージャーをしているんですから優秀な女性なんでしょうネ。
しかも、周りは男性ばかりのマネージャークラスの中で仕事をこなしているようですヨ。
でもタイ代表に選ばれて、賞金は100万バーツ(約335万円)と、ホンダ・シビックの副賞を
もらった時は、いつも学生が選ばれているので、自身がタイ代表に選ばれることは、そぐわない
<ホンダから車を贈られました>
のではないか、とも思ったそうです。 “でも、そういうネガティブな意見も自分の
インスピレーションに置き換え、前に進んで行こう” と思って出場を決意したといいます。
今回 様々な批判を貰っちゃった米国代表のサラ・ローズ・サマーズさんも、アジアにはソピダーさんの
ような女性も出場していることを知っていれば、こんなバカなことを 口ずさまなかったでしょうネ。
<加藤遊海さんはトップテンに入れず>
日本代表の加藤 遊海(ゆうみ)さん 22歳も、5歳~16歳までマレーシアで暮らし、英語は
もちろんマレー語と中国語も話せるそうですヨ。現在はファッションモデル兼タレントで、
その上、茶道に通じ、着物の着付け師の免許も持っているというスーパーウーマンです。
ところで、最終選考にまで残った10人には、英語力について揶揄した米国代表は落選。揶揄された
ベトナム代表ヘン・ミーさん(右下段)は入りました。タイのソピダーさんも入りましたネ(上段右)。
<トップテンの代表、米国は何十年ぶりに落選でした>
英語を母国語とする人たちが流暢に英語を話すのは当たり前。英語しか話せない米国女性や
中国語も話せない中国系のシンガポール人に、とやかく言われる筋合いはありませんよねぇ~
英語もできるに越したことはありませんが、我々アジア人は母国語に、もっと誇りを持って
英語圏の人たちと接したいですよネ。 今回のミスコンは色々と考えさられました。
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
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